原稿が一応書き終わり、小野田寬郞さんのチェックも終了し、出版社探しも進行している。そんな中、近所の「氷川神社」によく出かけるのだが、奥宮に行くと、必ず大きな黒アゲハがどこからともなく飛んでくる。黒アゲハは奥宮にしかいない。どうやらここが「聖域」らしい。しかし、アゲハが飛んでくるのは、「氷川神社」だけではない。他の神社でも飛んでくる。
先日、わたしたちに名草戸畔について調べるように行ってきた張本人Mさんと、久しぶりに会った。彼女の直感は、理由はよく分からないが、得体の知れない威力がある。何しろ、Mさんの言うとおりに和歌山に行った途端、伝承保持者の小薮繁喜さんに偶然出会うという事態が起こったのだ。そのMさんに黒アゲハの話をすると、彼女は震え上がってしまい、「それは名草戸畔だ!」といってきかない。彼女はいつも、こんな感じなのだ。しかし、いわれてみれば、黒アゲハをはじめてみたのは、約三年前、名草山の吉祥水のところで小薮さんに初めて出会ったときだった。どこからともなく大きな黒アゲハがやってきて、わたしたちのまわりを楽しそうに飛んでいた。わたしは、その光景を呆然と眺めていた。
【八雲の氷川神社】
名草戸畔が黒アゲハに形を変えて
返信削除飛んでくるって意味深ですね。
なかなか努力しても思う通りに
ならないでしょうが「ちゃんとみているよ」と
メッセージくれた気がしますよね。
いやー、これが不思議なんですけどね。
返信削除名草山で小薮繁喜さんと会ったその日から
どこの神社に行っても飛んでくるんですよ。
あと名草戸畔(なぐさとべ)の話をしながら
道を歩いていると、飛んでくる。
まぁ偶然なんでしょうけどね、
それにしちゃ回数が多すぎる。
クロアゲハが飛ぶ度に
気が引き締まる思いです。
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返信削除もちろん、黒アゲハが東京にいるのは、温暖化のせいで関東に南方系のチョウが増えてきたことが原因です。
返信削除それにしても、八雲の「氷川神社」は不思議、
黒アゲハは、なぜか奥宮にしか飛んでいないんです。
まるで聖域の結界の外に出ないよ、
といっているよう。
あれは不思議でなりません。