2010/01/13

『現代アボリジニの神話世界 精霊たちのメッセージ』松山利夫/著



 アボリジニの神話は、古い言い伝えを採集したものではなく、現在も住民の間で語り継がれている「生きた物語」だ。アボリジニには、自分の先祖に関連する動植物や自然が存在し、それは「ドリーミング」と呼ばれている。たとえば「明けの明星」をドリーミングにもつ種族などがいる。神話によると、人間は精霊の子どもで、生まれたときに、この精霊からドリーミングをもらうのだそうだ。アボリジニの物語は、精霊を媒介にして、地球上のさまざまな生き物と人間が共存する世界が描かれている。心豊かな精霊たちの物語を堪能できる一冊。

3 件のコメント:

  1. アポリジニは共有している意識があって
    一人が何かを学ぶと他のアポリジニに伝わるんだそうです。
    世界中にいる原住民の中でアポリジニが一番好きです。

    「ドリーミング」、はじめて聞きました。
    素敵な風習(?)ですね。アポリジニに生まれたら
    私はどんなドリーミングを持つんだろうと
    わくわくしてきました。

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  2. >アポリジニは共有している意識があって一人が何かを学ぶと他のアポリジニに伝わるんだそうです。

    それ、もしかして狩りの話じゃないですか? 狩りをするグループの人たちが、一斉に同じ夢を見るという。動物のいる場所などを夢で見るんだそうです。アボリジニかどうかは知らないけど、そういう先住民の話だけ知ってます。

    アボリジニの神話は、わたしにとって、魔術の概念を一新するような内容が含まれていました。素晴らしいです。

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  3. >それ、もしかして狩りの話じゃないですか?

    イエスともノーともいえないです。

    テレビでやっていたのを思い出して言っているので。
    残念ながらうろ覚えなんです。

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