2014/08/21

【今後のインフォメーション】

 8月は和歌山での2つの名草戸畔の講演会、企画展参加などの活動をこなし、もう8月も後半になりました。9月インフォメーションのお知らせです。9月18日には、東京で名草戸畔のお話をさせていただきます。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ。お申し込みは、jungtokyo_info@yahoo.co.jpのメールアドレスまで、お名前と9月18日のユングサロン参加希望と明記してください。

1)名草戸畔講演

■タイトル:「紀国神話と名草戸畔伝承」
講師からのメッセージ:
 名草戸畔(なぐさとべ)とは、縄文の昔、名草地方(現:和歌山市・海南市)を治めていたと伝承される女性首長のことだ。
 名草戸畔は、かつて和歌浦湾に浮かぶ島であった「名草山」を神奈備山として信仰したと伝わり、明治以前まで山の周辺を取り囲むように15社建っていた「中言神社」には、「名草姫・名草彦」が祀られている。
 名草地方は現在も穏やかな和歌山湾に面し、縄文弥生の古代、海洋的な民族が暮らす国際的な港であったと考えられている。そんな名草の伝承や神話は、海・太陽・樹木・山・清水にまつわる「精霊信仰」にあふれている。そうした信仰は、海洋性の強い海の民の暮らしから生まれたものだろう。
 ユング心理学では、神話を「心的現実」として扱い、史実とは切り離している。
 しかし、近世になってユングが発見した神話や夢に現れる元型的なモチーフは、はるか古代から人々が体験してきた自然の中での暮らしや祭祀のアナロジーでもあると考えられる。古代人は、厳しく豊かな自然の中で生きること自体が「神話」そのものであったのではないだろうか。
 名草地方の神話を通して、少しでも、夢の時代の片鱗に触れることができればと思っている。

講師:なかひら まい(作家・イラストレーター)
セツ・モードセミナー卒業。『スプーの日記』(トランスビュー刊)シリーズで作家デビュー。2010年12月『名草戸畔 古代紀国の女王伝説』を発表。
Web Site : http://studiomog.ne.jp/nakahira/

■日時:9月18日(木)19時〜21時
■会場:中野区産業振興センター
(アクセス)JR中野駅南口改札を出て、左側の交番脇を線路沿いに直進、コンビニ手前右折左の建物、徒歩5分。
■会費:1,000円(ドリンク付)
■主催:ユング心理学研究会 http://jung2012.jimdo.com/

それでは当日皆様にお目にかかるのを楽しみにしています。

■問い合わせ:ユング心理学研究会 事務局
jungtokyo_info@yahoo.co.jp





2)代官山アートラッシュ企画展

『きのこ展』
2014年10月1日〜13日

3)代官山アートラッシュ企画展

『クリスマス展』
2014年12月


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