2011/01/26

地底の精霊



目には見えないが、本当は木の根の下には精霊の住処がある。何の機能があるのか知らないが、頭にはツノが生えている。この精霊は、もぐらのような動物と仲良くお茶を飲んだりしてのんびり暮らしている。あくせくしている人間とは大違いで、かなり優雅だ。クリスタルやルビーなど、光る鉱物をランプ代わりにしているらしい。たぶん、モーピーの一種だろう。……そんな妄想がふと頭をよぎって描いてみた水彩画。

どうして一見すると役に立たない、精霊の絵を描くのかというと、わたしにとってこれが唯一の「遊び」だからだ。オカルト文献を漁っていると、別次元の存在はそこかしこにいるのだけれど波長が合わないので人間には見えない、なんてことが書いてある。その見えない部分を想像して遊ぶのが楽しいのだ。
こういう精霊のビジョンは、最近では環境問題が深刻なため地球を守ろうといったメッセージともかぶってくるようだが、わたしは、そんなに真面目になるのも好きじゃない。スピリチュアルな人たちが地球を守る戦士よろしく、神社で祈りを捧げるのも違和感がある。自然に限らず何かをみて、普段からいろんなことを空想して遊ぶ心がなくなったから、自然を壊したりするようになったのではないか、と思う。

2 件のコメント:

  1. スピリチュアルの世界では
    人間の魂は認識できないだけでそれ自体は強くて
    無限の可能性を秘めており、いかなるものにも
    傷つけられないと常識ですが、
    では惑星意識はどうなんでしょうね。

    人間の魂よりも強い力を持っていると思いますが
    「地球は病んでいる」と守ろうとする輩のほうを
    疑問に思います。守ろうとすると弱くなる、
    って事わからないんでしょうね。

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  2. 守ろうとすると弱くなる、
    なるほど、面白い発想ですね。

    地球は人間のことなど気にしていないですから。
    人間は人間にとって都合のいい自然を守りたいだけ。

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